開発の外注、デザイン、コンサルティング、マーケティング代行まで、業務委託契約書(韓国では「用役契約書」と呼びます)は会社で最もよく使う契約の一つです。よく使うからこそ、前回の契約書をコピーして名前だけ変えているうちに、重要な条項が抜けてしまうこともよくあります。
結論から
業務委託契約の紛争は、ほとんどが範囲、検収、知的財産権の3つの条項から生じます。下の10の条項がすべて入っているかを確認し、この3つは一行ではなく、数字と添付書類で具体的に書いておいてください。最初から書くのが難しければ、政府機関が公開している標準契約書から出発するのが最も早い方法です。
必須条項10か条
| 番号 | 条項 | 抜けると起こること |
|---|---|---|
| 1 | 目的 | 契約を解釈する基準が曖昧になる |
| 2 | 業務の範囲と内容 | 「これもやってもらわないと」という追加業務の紛争 |
| 3 | 契約期間とスケジュール | 遅延を判断する基準がない |
| 4 | 代金と支払条件 | 着手金・残金の時期をめぐる争い |
| 5 | 検収 | いつ完了とみなすかの合意ができない |
| 6 | 知的財産権の帰属 | 成果物を自由に使えない可能性がある |
| 7 | 秘密保持 | 社内資料の流出に対応しにくい |
| 8 | 再委託の制限 | 知らない業者が仕事をすることになる |
| 9 | 損害賠償と遅延損害金 | 遅延・瑕疵の際に請求する根拠が弱い |
| 10 | 解除・解約と紛争解決 | 関係を整理する方法と管轄が不明確 |
よく揉める3つの条項の書き方
① 業務の範囲。 「ホームページ制作」のように一行で書くと、修正回数、ページ数、保守の有無をめぐって揉めます。業務指示書(仕様書)や見積書を添付し、「添付の業務指示書による」とつなげてください。
② 代金と検収。 「検収完了後30日以内に支払う」のように支払いを検収と結びつけ、検収期間(例: 納品後7日)と、その期間内に異議がなければ検収を終えたものとみなすという文言を一緒に入れておくと、スケジュールが間延びしません。
③ 知的財産権。 成果物の著作権がいつ、誰に移るかを書きます。通常は「残金の支払い時に発注者に帰属」と定め、受託者が元から持っていたツールやライブラリは例外とします。
遅延に備える遅延損害金の条項は、遅延損害金率: 計算方法と契約書条項の書き方に別途まとめました。
標準契約書から出発する
韓国では公正取引委員会などの政府機関が、業種別の標準契約書を公開しています。下請法が適用される取引であれば、書面交付義務のような別途の規定があるので、標準契約書を使う場合でも法務部門や専門家と一度確認してください。
書式より難しいもの: バージョン管理
業務委託契約書は、締結までに修正版が何度も行き来します。現場はメールで修正版を受け取り、法務部門は再びコメントを付け、最終版は誰かのPCに残ります。そうしているうちに、「法務レビューを受けたバージョン」と「実際に締結したバージョン」が違ってしまうことも起こります。
- 業務委託契約が多くなければ、ファイル名のルール(日付_相手方_バージョン)と「最終版はPDFでのみ締結する」というルールを守るだけで、ほとんどは解決します。
- 複数の部署が随時、業務委託契約を結んでいるなら、法務部門がレビューした書式をテンプレートとして固定し、修正履歴とレビュー状況が一つの文書に残るツールを検討する価値があります。PRIXは公開資料によると、法務レビュー、社内決裁、電子署名を一か所でサポートしていると案内しています(デジタルデイリー)。
アルパカのまとめ
良い業務委託契約書は、長さではなく具体性から生まれます。この年末に結ぶ業務委託契約があるなら、範囲・検収・知的財産権の3つの条項だけは、数字と添付書類で埋まっているかを確認してみてください。
🦙 リサーチャー・アルパカの調査ノートでした。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の案件に対する法律アドバイスではありません。間違っている内容やさらに気になる点は、下の「Joshに連絡する」から教えてください。
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出典
- PRIX「AI契約管理」を全料金プランに適用(デジタルデイリー) — 法務レビュー、社内決裁、電子署名の統合