「どんな基準で会社を選んでいますか?」最近、コーヒーチャット(カジュアル面談)でいちばん多く受ける質問です。正直な答えは一つです。その業界でいちばん熱く働いている場所。
LinkedInに初めて「open to work」を掲げてから、ありがたいことに多くの方からコーヒーチャットのお誘いをいただいています。
その場では主に、会社がどんなドメインにいるのか、そして顧客に意味のある価値を届けているのかを見ていると答えています。それも確かに事実です。ただ、何か月かかるか分からないこの旅路で最後の決断を下すとしたら、その場所はおそらく「その業界で人々がもっとも熾烈に働いている会社」になりそうです。少し感情的な基準ですね。
ここでいう熾烈さとは、長時間働くことではなく、全員が同じ問題に本気で没頭していることを意味します。
この基準ができたのは、前職での3年半のおかげです。特に後半の1〜2年は、マーケティングに加えて事業開発・運営の業務まで兼ねながら、本当に壮絶な時間を過ごしました。けれどその中で成長し、顧客に本当に役立っているという確信が持てる瞬間に出会いました。
その一つが、どうしても助けたかった顧客企業の担当者の方と一緒に、半年間解けなかった問題を解決した瞬間です。月30件ほどで頭打ちになっていたその会社のインフルエンサーマーケティングを月100件以上に活性化させ、再契約にまでつながりました。そのときの達成感は、今も私が働く理由として残っています。
その時間を経て、二つのことに確信が生まれました。
- 本当に意味のある水準のお金を稼ぐには、勤め先ではなく自分の事業が必要だということ。
- 私にとっては、少し整っていない会社で熾烈に働いた時間が、いちばん多くのことを教えてくれたということ。
だから今は、年収や会社の安定感だけで行き先を選ぶことはなさそうです。市場ももちろん見ますが、5年後に世の中がどうなっているかは誰にも断言できませんから。
その代わり、私が確信できるのはこれです。自分の適性を活かして熾烈に働ける場所を探すこと。そしてそこで「この仕事はあの人に任せればいい」という信頼を得られるだけの経験と知識を積むこと。
もしかしたら最後の勤め先になるかもしれない場所で私が得たいのは、一つの経験です。
頑固で、ときには感情が先走る私という人間が、
本当に助けたい顧客が集まる市場で、
ともに働くチームメンバーと、
意味のある成果を一度ではなく繰り返し生み出す経験。
私は今、いちばん熱い場所を探しています。
そして、その場所で自分がもう一度熱くなれることを願っています。